復調が待たれる定番ファンドの推移
みずほ銀行の売れ筋トップ10の常連といえる「キャピタル世界株式ファンド」、「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)」、「キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ ICA」などのファンドは、2025年になってパフォーマンスの面でもう一つの成績になっているため、トップ10の位置も定まらない。「キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ ICA」は、トップ10に出たり入ったりを繰り返している。この3ファンドの10月末時点での過去1年間のリターンは、「キャピタル世界株式ファンド」が19.69%と「S&P500」インデックスファンドと同程度、「未来の世界」は16.92%、「ICA」は20.82%という水準だ。
3ファンドは、「キャピタル世界株式ファンド」が9880億円、「未来の世界」が8644億円、「ICA」も2527億円と、それぞれ大型ファンドになっている。これらの運用成績がインデックスファンドを明確に上回って上昇する局面を迎えれば、みずほ銀行の顧客のリスク許容度は一段と高まると考えられる。引き続き注目していきたいファンド群だ。
執筆/ライター・記者 徳永 浩

