「テック株」と「純金」と「インド株」がランクアップ

福岡銀行の売れ筋トップ10でランキング順位を上げている「netWIN GSテクノロジー株式ファンド B(H無)」、「三菱UFJ純金ファンド『愛称:ファインゴールド』」、そして、「ニッセイ・インド株オープン(資産成長型)」は、いずれも「成長資産」とみなされる投資対象に選別投資するファンドだ。

株式市場の中で「成長株」の代表格とみなされている米国テクノロジー株式に厳選投資する「netWIN GSテクノロジー株式ファンド B(H無)」は、米国株式ファンドの中でもパフォーマンスの優れたファンドの1つだ。株式市場の高値警戒感を跳ね返すように10月になって過去最高水準に上昇してきた。

一方、「三菱UFJ純金ファンド『愛称:ファインゴールド』」は株式に投資するファンドとは異次元の上昇相場になっている。9月に入ってからの「棒上げ」といえるような上昇局面だが、株式のように「PER」など割高・割安をはかるツールがない。米国の利下げ期待を背景とした需給関係が価格の上昇を支えている。未知の領域にある純金価格の先行きを見通すことは非常に難しくなってきた。

また、「ニッセイ・インド株オープン(資産成長型)」は8月25日に新規設定したばかりのファンドだ。インドの代表的な株価指数である「Nifty50」に連動するETFを主要な投資対象としたファンドだが、このETFについてインドの経済特区であるGIFT Cityにおける税制優遇制度を活用し、運用コストの低減を図っている。そのため、ETFの運用管理コストも含めた実質的な運用管理費用(信託報酬)は年率0.953%~0.963%(税込)程度になっている。インド株式は先進国の株価指数が軒並み市場最高値になる中で出遅れ感が強くなっているだけに、今後に期待が持てる。

 

執筆/ライター・記者 徳永 浩