投資信託の共通KPIで「見える化」
金融庁は投資家が金融機関を選択する際に各社の取組状況を比較できるよう、共通KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)」の設定と公表を推進している。運用商品のリスクや販売手数料等のコストに見合ったリターンを長期的に確保できているかを比較検討できるようにするための統一的な指標である。
そのKPIの1つに投資信託の運用損益別顧客比率※がある。この比率が高いほど投資信託でリターンを得ている顧客が多いことを示す。まずは主要銀行15行の結果から見ていこう。
※特定の基準日に投資信託を保有している顧客の購入時以降のリターンを算出、全顧客を100%とした場合のリターン別の顧客比率