地銀は東日本銀がトップ、きらぼし銀、大分銀が続く

続いて、地域銀行の結果を見ていこう。投資信託の運用損益率がプラス(0%以上)の顧客割合は以下のとおりとなっている。

地域銀行の投資信託の運用損益別顧客比率

地域銀行の投資信託の運用損益別顧客比率
 
出所:金融庁「投資信託の共通KPIに関する分析」
 

投資信託の運用損益別顧客比率ランキング【地域銀行】

東日本銀行:90.5%
きらぼし銀行:89.0%
大分銀行:88.1%
みなと銀行:87.1%
きらやか銀行:85.7%
島根銀行:85.0%
北國銀行:84.1%
沖縄海邦銀行:83.8%
足利銀行:82.1%
池田泉州銀行:81.8%
福井銀行:81.4%
埼玉りそな銀行:80.6%
阿波銀行:79.6% 武蔵野銀行:79.6%
北陸銀行:79.1%
北洋銀行:78.7%
大東銀行:78.3%
清水銀行:78.2% 伊予銀行:78.2%
荘内銀行:77.9%
滋賀銀行:77.8%
東邦銀行:77.7%
山陰合同銀行:77.5%
東京スター銀行:77.2%
長野銀行:76.8%
大光銀行:76.5% 山梨中央銀行:76.5%
トマト銀行:76.3%
西日本シティ銀行:76.1%
愛媛銀行:75.7%
京葉銀行:75.1% 群馬銀行:75.1%
北海道銀行:74.9%
紀陽銀行:74.8%
京都銀行:74.7%
千葉銀行:74.3%
鳥取銀行:73.8%
関西みらい銀行:73.4% 広島銀行:73.4%
十六銀行:73.3%
もみじ銀行:73.1%
仙台銀行:73.0% 静岡銀行:73.0% 八十二銀行:73.0%
横浜銀行:72.9%(以下、次ページへ続く)

出所:金融庁「投資信託の共通KPIに関する分析」よりFinasee編集部作成

地銀のトップは東京都中央区に本店を構える東日本銀行(90.5%)。神奈川県地盤の横浜銀行とともにコンコルディア・フィナンシャルグループの一翼を担う。

次いで同じく東京都に本店を置くきらぼし銀行、大分県の大分銀行、りそなホールディングス傘下で兵庫県が地盤のみなと銀行、山形県のきらやか銀行、島根県の島根銀行が続く。

この6行までが投資信託の運用損益率がプラスとなっている顧客が85%を超えている。

なお、プラス幅の大きさはグラフの緑色の濃さで表される。中でもトップの東日本銀行はプラス50%以上の顧客の割合が多いことが読み取れる。