主要行はみずほ信託銀がトップ、ソニー銀、りそな銀が続く

2025年3月末基準の投資信託の共通KPIを公表し、金融庁に報告を行った主要行等15行の中で運用損益率プラス(0%以上)の顧客割合が高い順に見ると以下の結果となっている。

主要行等の投資信託の運用損益別顧客比率

主要行等の投資信託の運用損益別顧客比率
 
出所:金融庁「投資信託の共通KPIに関する分析」
 

投資信託の運用損益別顧客比率ランキング【主要行等15行】

みずほ信託銀行:92.3%
ソニー銀行:86.6%
りそな銀行:82.7%
三井住友信託銀行:82.1%
三井住友銀行:81.5%
三菱UFJ信託銀行:81.3%
イオン銀行:78.3%
三菱UFJ銀行:78.0%
ゆうちょ銀行:76.5%
みずほ銀行:76.3%
SBI新生銀行:76.1%
SMBC信託銀行:75.6%
あおぞら銀行:72.8%
PayPay銀行:70.0%
オリックス銀行:56.8%

出所:金融庁「投資信託の共通KPIに関する分析」よりFinasee編集部作成

投資信託の運用損益がプラスの顧客の割合が最も高かったのはみずほ信託銀行で92.3%。なお、プラス幅の大きさはグラフの緑色の濃さで表される。みずほ信託銀行はプラス30%以上~プラス50%未満と、プラス50%以上の運用損益をあげている顧客の割合が多いことが見て取れる。

次いでソニー銀行86.6%、りそな銀行82.7%となっている。以下、三井住友信託銀行、三井住友銀行、三菱UFJ信託銀行までが80%台。この6行までが投資信託の運用損益率がプラスとなっている顧客が80%を超えている。

以降、イオン銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、SBI新生銀行、SMBC信託銀行が70%台後半をマークしている。

なお、地銀や証券会社、協同組織金融機関等の他の業態を含む全業態の平均は71.8%。主要行では15行のうち13行が上回った。