年代別で差が激しい節約分野は「衣類、身の回り品」

より詳しく見ると、多くの分野において年代が高くなるほど節約志向が強まる傾向にあることが分かる。特に衣類、身の回り品においては年代による差が顕著だ。20代では30%超だが、60代では50%を超えている。

同様に「耐久財の購入」も年代による差が激しい。20代では10%超だが、60代では30%を超える。家族構成などにもよるだろうが、20代ではもともと大型家具や家電といった耐久財自体を買う頻度が他の年代より少ない可能性はある。そうした影響が反映されているのかもしれない。

支出額を減らしている分野(年代別)

支出額を減らしている分野(年代別)を表した図表
 
出所 内閣府「令和7年度年次経済財政報告」