「世界半導体株投資」と「未来の世界」のパフォーマンスの特徴

福岡銀行の売れ筋トップ10に新たにランクインした「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」と「グローバル・ハイクオリティ成長株ファンド(為替ヘッジなし)『愛称:未来の世界』」は2025年になってからのパフォーマンスで特徴的な動きになっている。

「グローバル・ハイクオリティ成長株ファンド(為替ヘッジなし)『愛称:未来の世界』」は、国内株式や新興国株式を含む世界の株式市場から、投資アイデアの分析・評価や、個別企業の競争優位性、成長力の評価に基づき選定した質の高いと考えられる企業(ハイクオリティ成長企業)を選び出し、市場価格が理論価格より割安と判断される銘柄を厳選して投資するファンドだ。7月末時点での組み入れ銘柄数は34銘柄。国・地域別組み入れ比率は「米国」が52.0%で同時点の全世界株式(オール・カントリー・ワールド・インデックス)の64.1%を大きく下回っている。同ファンドの2025年のパフォーマンスは、一貫して「米国NASDAQオープンBコース」を上回る成績となっている。

「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」は半導体関連ファンドに集中投資するファンドだが、6月以降の戻り相場において非常に勢いよく戻っている。4月底値から8月15日までの上昇率では、同ファンドは70.42%であり、「未来の世界」の28.52%、「米国NASDAQオープンBコース」の43.84%を大きく上回っている。株価上昇時の同ファンドの強さが同ファンドへの人気を支えているといえるだろう。

執筆/ライター・記者 徳永 浩