◆米国株、国内高配当株の設定が続く
NISA対象の新設ファンドとしては、「次世代AI株式戦略ファンド」は、日本を含む世界各国の取引所に上場している次世代AI関連企業の株式に投資する。実質的な銘柄分析や運用はアクサ・インベストメント・マネージャーズが行う。また、「ティー・ロウ・プライス米国株式リサーチファンド」は米「S&P500」指数をベンチマークとして類似した特性を維持しつつ「S&P500」を上回る運用成績をめざす。「USグローシリーズ(株100/株70/株40)」は、米国株式(「NASDAQ100指数」に50%と「S&P500配当貴族指数」に50%)と米国債系(残存期間7年以上10年未満の米国債で、50%は対円で為替ヘッジ)を投資対象とし、「株100」は米国株式100%、「株70」は米国株式70%と米国債券30%、「株40」は米国株式40%と米国債券60%の比率とする。米国株式を中心に外国株式をメインの投資対象にしたファンドが多い。
また、国内株式型では高配当株式に焦点をあてたファンドが主流になっている。「九州未来ファンド」は、九州7県(沖縄県を除く)に本社、あるいは、工場や店舗等があって九州地域の経済に貢献している企業と高配当日本株式を主要な投資対象にしている。また、NISA対象外だが、「カレラ日本好配当ファンド(毎月分配型)」、「ニッセイ高株主還元日本株ファンド(毎月決算型)」などの分配型ファンドが設定された。
執筆/ライター・記者 徳永 浩