「猛暑とビールで消費増」、夏に向けて実需に期待
続いて北関東の景気ウォッチャーたちによる先行き判断の理由のコメントを深掘りしていく。まずは家計動向関連で先行き判断コメントが多かった順(□不変、▲やや悪、○やや良い、以下略)に見ていこう。
一般小売店[土産](経営者)「例年、桜の時期が終わると減少する外国人観光客数が減っていないのは、大阪・関西万博が開催されているためと考えている。外国人観光客の購買意欲は堅調で、国内観光客の消費も比較的若年層では購入が増えている。外国人観光客の傾向は大阪・関西万博終了まで続くと予想されるため、変わらない」(□不変)
家電量販店営業「今夏は暑くなるとの長期予報が出たため、冷房関連の取り組みを強化。商材や業者の確保はできている。接客での単価アップ、関連商材の案内を徹底していく予定」(□不変)
ゴルフ場従業員「夏の猛暑予報もあり、前年より集客に苦戦することが予測される」(▲やや悪)
一般レストラン[居酒屋]経営者「米や野菜の価格が安定し、早い夏の訪れと猛暑でビール消費が増え、提供側も安価で多彩な夏メニュー提案ができ、消費量が多少増えることを期待」(○やや良)