「若いお客は消費に積極性」「何もかもが物価高」

続いて北関東の景気ウォッチャーたちによる現状判断の理由のコメントを深掘りしていく。

まずは家計動向関連で現状判断コメントが多かった順(▲やや悪、□不変、○やや良い、以下略)に見ていこう。

通信会社総務担当「60歳以下、特に若いお客は消費に積極性が出てきているが、高齢客は消費に一層ブレーキを掛けており、二極化が進んでいる」(▲やや悪)

住宅販売会社経営者「個人経営の中小企業の店で後継者の問題や販売不振による閉店がやや目立ってきたような感じ。特に周辺家賃等が上がらず、いまだ空室も大変多く、やや閑散としており、大変動きが悪い」(▲やや悪)

給食・レストラン総務「主力の給食部門では新年度からの新規受託先は例年どおり獲得できているが人材採用が追い付かず、他の既存施設からの応援体制を続けている。経費もかさむことから、収支面が圧迫される状況は続いている」(□不変)

自動車備品販売店経営者「来客数、交通量ともに少なかったが5月中旬くらいから人の動き、販売量が微増しており、やや回復傾向。決して良い状態ではないものの、前月末から今月中旬にかけてよりは少し動きが出てきている」(○やや良)

一般小売店〔家電〕経営者「何もかもが物価高で、なかなか小売価格に反映ができなくなりつつある」(×悪)

旅行代理店経営者「繁忙期は来月くらいまで続く」(◎良)