相続手続き、苦労しなかった人も
調査結果を見てみると、地方の実家の相続手続きに苦労したと答えている人もいる一方で「苦労しなかった」という人も45.5%存在することがわかった。

なお、苦労しなかった人のうち専門家のサポートを受けた人は43.3%となっている。

ところで、苦労しなかった人はどういった理由からなのだろうか。調査結果を見ると、最も回答率が高いのは「相続人間での話し合いがスムーズだったため」(53.3%)。「相続人が少人数だったため」(48.0%)が続く。「弁護士や税理士など専門家に依頼したため」(25.3%)も3位に入った。

相続については親が健在のうちに親族で話し合っておくのが理想だろう。だが、切り出しづらいテーマなだけに簡単にはいかないこともあるはずだ。話し合いがしやすいように、普段から親族との良好な関係を維持しておきたいところだ。
調査概要 調査名:「地方の相続問題」に関する調査 調査主体:弁護士法人東京新宿法律事務所 調査対象:地方の実家の相続手続きを経験したことがある40代以上の男女330人 調査期間:2025年4月21日~2025年4月23日