40代二人以上世帯が見込む老後資金は全年代で最高水準

40代二人以上世帯の結果は以下のとおりです。

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」

20代 1512万円
30代 2024万円
40代 2304万円
50代 1916万円
60代 2110万円
70代 1738万円

40代二人以上世帯が年金受給時までに準備しておくと考える老後資金は2304万円。他の年代と比べて最も高い水準でした。次いで高いのは60代の2110万円。逆に最も低いのは20代の1512万円でした。

また30代までは単身世帯のほうが金額も高く、40代以降は逆に二人以上世帯のほうが高い傾向にある結果となっています。40代が分水嶺になっているようです。

なお二人以上世帯の平均は2000万円(全世代、全国)で、単身世帯より150万円高い水準でした。

年金受給時までに準備しておく金額 40代は2100万~2300万円が1つの目安

年金受給時までに準備しておく老後資金。40代では単身者が約2100万円、二人以上世帯が約2300万円でした。「老後2000万円問題」の水準は超えており、意識している40代が多いのかもしれません。

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構) 調査時期/令和6年6月21日~7月3日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査