50代で人気の金融商品、2位に入ったものとは

50代のみなさんはどのような金融商品を持っているのでしょうか。

50代保有金融商品ランキング(総世帯)

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※総世帯、実数1390世帯、複数回答)

1位    預貯金(ゆうちょ銀行の貯金を含む)  94.9%
2位    積立型保険商品(生保・損保)   30.6%
3位    株式    28.1%
4位    個人年金保険    27.7%
5位    投資信託(MRF、MMF、REITなどを含む)   27.6%

調査結果を見ると、50代が保有する金融商品1位は「預貯金」で94.9%、2位にランクインしたのは「積立型保険商品」で30.6%。積立型保険商品は、契約期間中は保険として万が一の備えとなる一方で、満期や解約時には保険金や返戻金を受け取れるなど資産形成の機能もある金融商品です。昨今は新NISAなどで株式や投資信託が注目を集めていますが、こうした保険商品なども一定の支持があるようです。

50代単身者 「3000万円以上」と「100万円未満」どちらが1位?

50代の人はどの程度、金融資産を持っているのでしょうか。単身世帯と二人以上世帯をそれぞれ見てみましょう。

50代の金融資産保有額ランキング(単身世帯)

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※金融資産保有世帯、実数219世帯)

1位 100万円未満    21.9%
2位    3000万円以上    18.7%
3位    1000万~2000万円未満    9.1%
4位    100万~200万円未満    6.8%
5位    300万~400万円未満/700万~1000万円未満/
   2000万~3000万円未満    6.4%

調査結果から、50代単身世帯の金融資産保有額1位は「100万円未満」で21.9%でした。老後2000万円問題が話題になりましたが、現実には100万円に届かない世帯が割合としては最も高い結果に。

一方で2位は「3000万円以上」で18.7%。老後に向けて十分な金融資産を形成できている人とそうでない人で二極化が見られるようです。なお平均額は1859万円、中央値※は600万円でした。

※数値データを並べた時に中央に来る値のこと