企業型確定拠出年金(企業型DC)の平均掛金額は?

企業型確定拠出年金の加入者の年間掛金額の平均は下表のとおり17万円、月額に直すと、約1万4000円になります。

企業型DC一人当たり掛金額

出所:「確定拠出年金統計資料(2024年3月末)」運営管理機関連絡協議会

一人当たりの掛金額は、直近の5年間、16万~17万円の範囲で推移しており、大きな変化は見られません。

では、この掛金水準だと、どのくらいの資産形成が可能でしょうか。仮に年間17万円を元本確保型の預金などで積み立てた場合、10年間で170万円、20年間で340万円、30年間で510万円となります。投資信託などの価格が変動する商品で運用すれば、より資産の増加も期待できます。いずれも長期的な視点で運用を行うことで、一層大きな資産形成につながる可能性があるでしょう。

マッチング拠出は?

出所:「確定拠出年金統計資料(2024年3月末)」運営管理機関連絡協議会

マッチング拠出とは、企業が拠出する掛金に加え、従業員自らが掛金を上乗せできる仕組みのこと。企業拠出の掛金に加えて、さらなる税制優遇を受けつつ老後資金の準備が見込めます。

マッチング拠出の掛金額の平均は上記のとおり月額約7700円でした。現状、マッチング拠出の掛金上限額は、企業が出す掛金額を超えてはいけないという制約があります。ただしこの制約は撤廃されることが令和7年度税制改正大綱に盛り込まれています。改正されればより多くの金額を拠出することが可能となりますので、今後の一人当たり掛金額の推移は変わってくるかも知れません。

企業型DCで老後資産を作るには運用商品の選び方が大切です。そのためにはどんな商品が選ばれているのかを知ることが有用でしょう。

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