高齢ワーカーの約8割は同じ会社で仕事を継続

今年4月からは高齢者雇用安定法が改正され、65歳までの雇用を確保する制度を設けることが義務化された。希望すれば65歳までその会社で働き続けることができるようになる。高齢ワーカーの多くは現役時代と同じ会社で仕事を続けているのだろうか。

今回参考にするのは、不動産サービスを手掛けるLIFULL による、59歳まで会社員であった60~65歳の1592人を対象にした調査。

結果を見ると、「以前と同じ会社で勤務」が78.6%と多数を占め、「別会社に転職」(12.9%)や「自営業・フリーランスに転身」(1.8%)は一部にとどまった。

出所:LIFULL 高齢者の就労と住まい探しの実態調査 

定年後も働くといえば、以前は雇用期間が決まっている嘱託社員や契約社員というイメージもあった。しかし調査によれば、雇用形態で最も回答率が高いのは「正社員」(53.4%)で半数を超えている。

出所:LIFULL 高齢者の就労と住まい探しの実態調査