金融のプロフェッショナルに向けた専門誌『Ma-Do(マ・ドゥ)』では、読者に「もし自分がいま買うとしたらどの投資信託なのか?」を定期的に調査している。「アクティブファンド」で買いたいファンドはどれなのか、その結果と選んだ理由とともに紹介したい(調査実施期間:1月24日 ~ 2月7日/有効回答数:90)。

アクティブファンドは「成長性」と「長期投資」可能かで選ばれる傾向に

『Ma-Do』モニターが選んだ「自分が買いたいアクティブファンド」

①アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信
  <アライアンス・バーンスタイン>

②インベスコ 世界厳選株式オープン【愛称:世界のベスト】
  <インベスコ・アセット・マネジメント>

③キャピタル世界株式ファンド
  <キャピタル・インターナショナル>

④グローバル・ロボティクス株式ファンド
  <日興アセットマネジメント>

④グローバルAIファンド
  <三井住友DSアセットマネジメント>

今回の「アクティブファンド」部門は、上位3つが外資系運用会社の商品となった。1位は不動の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」で、第二次トランプ政権においても底堅い米国経済を背景に、「米国経済の成長を実現するファンドとして魅力がある」(東海地方/地銀)といった意見が多数見られた。

2位の「インベスコ 世界厳選株式オープン」は「国や景気等に左右されにくい業種に幅広く分散投資をしているので、安定的な成長が期待できる」(北陸信越地方/地銀)と、分散投資での安定運用が選ばれた理由のようだ。

「キャピタル世界株式ファンド」は、「情勢を気にせず続けられる、長期投資に向いている」(関東地方/IFA)など、投資のタイミングにとらわれない投資手法が支持され、3位となった。

また、上位3社の共通点としては、「長期的に運用実績を上げている」ことがあげられ、金融関係者にとって、長期間の投資はファンド選択の重要なポイントとなっているということがうかがえた。

4 位の「グローバル・ロボティクス株式ファンド」「グローバルAI ファンド」は、「AI 市場はこれからも持続的な拡大が見込まれ、関連企業への投資は非常に関心がある」(北海道・東北地方/地銀)、「今後まだまだ成長し、価額の伸びが期待できる」(近畿地方/第二地銀)など、市場の将来性への期待感が表れていた。