投資のハードル 2位「資金がない」、1位は?
今回参考にするのは、不動産関連サービスを手掛けるニューオによる13〜73歳までの男女969人を対象にした調査。回答者のうち68%が投資経験ありだった。
投資経験者と未経験者を分けるものは何なのか。調査によれば、投資経験がない人にその理由を聞いたところ、回答率が最も高いのは「知識がない」で40%。年齢別では、20代~30代よりも40代~60代が高く、知識がありそうな中高年層のほうが逆に高いという結果に。
次いで多いのは「資金がない」(33%)。所得に比例しそうなものだが、年収別に見た際に、「資金のなさ」を理由として挙げた人の割合が最も多かったのは100万〜200万円と700万〜800万円で、どちらも40%程度だった。投資に資金を割けるかどうかは、必ずしも所得の多寡とは関係がないようだ。また「リスクが怖い」(20%)も一定率存在した。
たしかに個別株を買う場合、どの銘柄を、いつ、何株、などいろいろと決めることが多い。こうした自由度の高さは、知識がないと逆に悩みになるかもしれない。また最低購入代金が何十万円もかかる銘柄であれば、まとまった資金がないと買えないだろう。後述する投資信託の積立投資はそうした課題を解決する1つの方法かもしれない。
