ノープランのお見合いで撃沈続き

ところがなかなか交際に進みません。お見合いはできるのですが、お見合いをすると必ず断わられるのです。断られる理由は、面白くない、頼りない、覇気がない、結婚生活が思い描けないなど。佐々木さんは彼女がいない期間が長いので、女性をどうやってリードしていけばいいのか、感覚的にわかっていなかったのです。

お見合いをして食事をすることになっても、「何を食べますか?」と聞きます。挙げ句の果てには、お店選びを女性に任せることもあったそうです。女性はヒールが高い靴を履いていることが多いので、正直あまり歩きたくはないもの。できれば男性に近くのお店を決めてもらいたいのです。

そういう女性の心が読めない佐々木さんは、自信が持てないからオドオドしてしまう。それでもどうにか準備をすればいいのですが、いつもノープランです。それでは撃沈するに決まっています。

そこで、佐々木さんに男としての魅力を高めるためのコミュニケーションセミナーを受けてもらいました。その甲斐あってある程度は改善しましたが、それでも本人は「どうしても自信が持てない」と言い出したのです。そして「やっぱり年下の人をリードするのは難しい」という結論に至りました。そこで条件の変更です。これまでお相手には自分と同じ年齢かそれ以下を希望していたのですが、「年上や再婚の人」ともお見合いをすることにしたのです。

●失敗続きの佐々木さんはどうなるのでしょうか? 後編【「私がいないと生きていけない男にしよう」10歳年上妻の戦略的な献身にどっぷり浸かる夫の本心】で詳説します。

※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。