◆fundnoteの第2弾「Kaihouファンド」への期待高まる
2024年12月に「fundnote IPOクロスオーバーファンド」の設定で公募投信をスタートさせたfundnote社は、独立系・直販の運用会社だ。第2弾となった「fundnote日本株Kaihouファンド」は、本源的な価値と市場価格とのかい離が著しい銘柄を絞り込み、20銘柄程度に厳選投資する国内株式アクティブファンドになる。投資先企業へのエンゲージメントを実施する株式会社Kaihouの投資助言を受け、投資先企業へのエンゲージメントを通してカタリストの創出と価値の顕在化を図り、受益者へのリターンの向上をめざす。Kaihouは2023年に設立された投資顧問会社で、運用会社でポートフォリオマネジャーなどの経験を持つ竹入敬蔵氏と個人投資家でもある井村俊哉氏が代表取締役を務めている。
設定前の当初申込期間に申込額上限の100億円に到達したことから、申し込みの受付が停止された。三菱アセット・ブレインズは「当ファンドの当初のポートフォリオは小型株を中心に組み入れることを想定しているため、流動性などを勘案し、申込額上限額を100億円と低めに設定したと考えられる」と推察し、「今後買付申し込みの受付が再開されると、運用残高が大幅に増加することが想定される」と見通す。その際に「流動性を確保するため、大型株の組み入れや銘柄数の増加など運用に影響を与える可能性がある」と将来の懸念点も指摘している。
執筆/ライター・記者 徳永 浩