「年収1200万円以上で家族あり」は4割が「3000万円以上」持っている
年収1200万円以上世帯の金融資産についてもう少し詳しく見てみましょう。金融資産の保有額ランキングについて、二人以上世帯の結果は以下のとおりです。
金融資産保有額ランキング(年収1200万円以上、二人以上世帯)
1位 3000万円以上 40.8%
2位 1000万~1500万円未満 13.2%
3位 2000万~3000万円未満 7.0%
3位 1500万~2000万円未満 7.0%
5位 700万~1000万円未満 5.9%
1位は突出した棒グラフが示すとおり「3000万円以上」(40.8%)で、約4割の世帯が3000万円以上持っていることが分かりました。
1位から3位までの結果をまとめると、全体のうちおよそ7割(68.0%)の世帯が1500万円以上を持っていることになります。なお平均は4327万円、中央値は1950万円でした。
●金融資産とは、具体的に何をいくら持っているのでしょうか。後編「年収1200万円以上の世帯はいくら「預貯金」を持っているのか? 株式、投資信託…金融資産の平均保有額が明らかに」 にて詳しく解説します。
<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査