目指せオルカン風
前述の通り、オルカンではファミリーファンド方式で、先進国9割・新興国1割の比率で投資が行われていることが分かりました。
これらの特徴を参考に運用に取り組むのであれば、企業型確定拠出年金のラインナップから「先進国株式の投資信託を9割」「新興国株式の投資信託を1割」持つことで、オルカンの構成に近づけることが可能です。当然、細かい部分まで再現することは不可能ですが、「どうしてもオルカンが良かったのに……」という方にとっては一考の価値があります。
また、オルカンだけではなく、他の投資信託でも同様の考え方ができます。ある特定の投資信託を運用するつもりが、企業型確定拠出年金にラインナップされていなかったという場合、希望していた投資信託の特徴に近づけながらポートフォリオを考えてみるとよいでしょう。
●商品ラインナップに不満がある場合にとれる対策はあるのでしょうか。次回記事【会社によって異なる企業型確定拠出年金のラインナップ。希望する商品が見当たらない時にとれる「効果的な方法」】で詳細をお届けします。