【内外株式】半導体ファンドがランクイン 生成AIが追い風
最後に内外株式型をチェックしましょう。国内と海外の双方の株式に投資するカテゴリーです。
資金流入額の首位は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」が獲得しました。全世界の株式へ幅広く投資する銘柄で、「オルカン」の愛称で人気があります。オルカンは全体でも首位となっています。
3位には世界の半導体関連の株式に投資する「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」がランクインしました。セクターの主要銘柄であるエヌビディアは、生成AIの普及などから業績が急拡大し、時価総額は一時アップルやマイクロソフトを抜き世界一になりました。1月決算の同社の業績は、2025年の半導体セクターを占う試金石となりそうです。
【資金流入額上位5銘柄(海外株式、直近1年)】
※2024年10月時点
2025年の投資も慎重な判断で
投資信託の資金流入額を振り返ると、2024年がどのようなマーケットだったのか考えるヒントになります。中には2025年に持ち越されるテーマもあるでしょう。2025年の投資計画の参考にしてみてください。
なお、投資の判断は慎重に行いましょう。資金流入が大きいからといって、運用成績が良いとは限りません。また2024年に高いパフォーマンスを残した銘柄が、2025年以降も好成績を維持する保証もありません。
投資信託を選ぶ際は、日々のニュースをチェックするなどし、自身に合った銘柄を選ぶようおすすめします。