単身者より「企業年金、個人年金、保険」を頼みにする人が多い

次に二人以上世帯の回答を見ていきましょう。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※実数1052、3つまでの複数回答)

1位 就業による収入 60.7%
2位 公的年金    52.5%
3位 企業年金、個人年金、保険金 29.8%
4位 金融資産の取り崩し     24.0%
5位 利子配当所得 10.6%

40代二人以上世帯の老後生活の資金源は1位「就業による収入」で60.7%、2位は「公的年金」52.5%でした。3位は「企業年金、個人年金、保険金」29.8%、4位は「金融資産の取り崩し」24%。3位と4位は単身者と異なる結果になりました。「企業年金、個人年金、保険金」を頼りにしている夫婦が多いようです。

就業をメインにしつつ、複数の資金源で老後生活を安定させよう

働き盛りの40代は老後の生活資金源として「就業による収入」を頼りにしている人が多いことが調査結果から分かりました。

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とはいえ、突然の病気やケガなどで働けなくなる可能性もあるでしょう。資金源を一つに絞るのではなく「企業年金、個人年金、保険金」「利子配当所得」など複数確保することで、老後生活の安定を図ってはいかがでしょうか。

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査