40代単身者で老後生活が「心配な人」は85%にのぼる
全国5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)※から40代の回答を見ていきましょう。まずは「老後の生活についての考え方」について、単身者の回答からです。
※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査
心配である 85.2%(うち非常に心配である57.7%、多少心配である27.5%)
それほど心配していない 14.8%
40代単身者の85.2%が「老後生活が心配」と回答。そのうち「非常に心配」が57.7%を占めています。老後の一人暮らし、頼る人も少ない、となれば不安をいただくのも当然でしょう。では、二人以上世帯だと事情は異なるのでしょうか。
心配である 85.8%(うち非常に心配である47.8%、多少心配である38.0%)
それほど心配していない 14.2%
40代二人以上世帯も「老後生活が心配」と回答した人は85.8%と、単身者と同程度の水準でした。ただし「非常に心配」は47.8%と単身者に比べて約10%下回っています。家族がいることが安心感につながっているのかもしれません。
続いて老後が心配な人の理由を単身者から見ていきましょう。