18%超の利回りが得られたはずの「ヤマダ積立預金」

家電量販店であるヤマダデンキの会員向け預金サービス、ヤマダNEOBANKが、11月28日から実質年利18%超というとんでもない高利回りの積立預金を扱うことを発表、話題となりました。

しかし、あまりにも高いリターンが得られるサービス設計だったためか、反響が大きすぎて、いきなりサービス停止となってしまいました。なぜこのような事態に発展してしまったのでしょうか。

簡単にサービス内容を紹介しておきましょう。

ヤマダ積立預金は利率が年0.1%で、これ自体は一般的な円建て普通預金に適用されている利率と同じです。

ただ、積立期間が満了するまで積み立てていくと、満期時に積立金総額に対して5%のヤマダポイントが進呈されます。かつキャンペーン期間中にヤマダ積立預金を申し込むと、ヤマダポイントがさらに5%上乗せされ、得られるポイントの合計は10%にもなります。積立期間は1年、2年、3年、毎月の積立金額は5000円、1万円、2万円、3万円、5万円から選べます。

たとえば積立期間1年、毎月の積立金額を5万円にすると、1年間の積立金額は60万円です。これに対してキャンペーン分も加味すると、6万円相当のヤマダポイントが還元されるのです。