物価高、食費の支出増
目標金額を達成するための貯金ルールでは、 毎月の収入からあらかじめ決めた額を先に貯蓄へ回す「先取り貯金」が全世代で最多。次に、「不用品を処分する」、「500円玉貯金」が多かった。
1カ月の家計項目別支出額では、「投資」が4万8546円ともっとも多く、「貯金」が4万7230円、「食費」が4万5285円だった。
「投資」の割合が最多な世代は40代(5万7636円)、30代(5万6176円)、20代(4万2726円)と続いた。「貯金」の割合が最多な世代は20代(6万3236円)となり、30代(4万9985円)、40代(4万4838円)だった。同調査は、「若年層、現役世代の『お金を増やす・守る』意識の高さが反映された結果だった」と指摘した。
また、50〜60代は「食費」の支出割合がもっとも高く、50代(5万338円)、60代(5万6718円)だった。同調査は、「原料高・物価高の影響をダイレクトに受ける『光熱費・食費』のうち『食費』のみ3〜5万円台と世代差が大きく出た」と解説。
また上の図から、同調査は「『食費』がかかると予想される現役子育て世帯が多い30〜40代が、子育てがひと段落し世帯人数も少ない50代60代より低い支出額である。また『光熱水道費』も下回っていることから、40代以下現役世代の節約意識の高さが伺えるのでは」と指摘した。
<調査概要> 調査名:「物価高における貯金の実態調査」 調査期間:2024年10月2日~10月4日 回答者:1000人(全国、20~60代男女同数、各年代200人ずつ)