「定年は自分で決めたい」が7割超
今回の調査は転職サービスなどを提供するパーソルキャリアが運営する調査機関Job総研が全国20~50代の男女606人を対象に実施。最初に「定年とはたらく意欲」について質問している。
結果、「定年前に辞めたい」と回答した人が38.6%で最多。一方で「定年以降もはたらきたい」と回答した人も34.5%と同程度いる結果となった。
調査では、「定年は自分で決めたい」か「制度に従う」かも質問。結果、「自分で決めたい派」(=「とても自分で決めたい」「自分で決めたい」「どちらかといえば自分で決めたい」と回答した人)が74.6%と半数を超えた。定年制度に従い、一定の年齢でリタイアするのではなく、自分のライフプランなどを考慮して柔軟に退職するタイミングを決めたいと考える人が多いようだ。
8割超が定年後の生活に不安
定年になれば、仕事中心だった生活は激変する。定年後の生活には不安はないのだろうか。調査結果では、「不安がある派」(=「とても不安がある」「不安がある」「どちらかといえば不安がある」と回答した人)は80.6%と多数を占めた。
具体的にどんなことに不安を感じているのか。調査結果では、「生活費や医療費への不安」と回答した人が63.5%と最多。「老後の生活設計」が52.8%、「健康問題による活動の制限」が41.3%と続く。経済面だけでなく心身の健康面や社会的つながりを維持できるかどうか、といったことに不安を感じる人も少なくないようだ。