日経平均株価急落、投資家たちの行動

8月5日には、日経平均株価が急落し、前週末比4451円(12%)安の3万1458円で取引を終えた。主要株価指数の下落幅は、1987年10月に記録したブラックマンデー翌日以来の下げ幅だった。

8月5日の急落を受け、投資行動に変化があったかを問う質問では、「変化があった」と回答した割合が26.3%だった。

 出所:ミドルシニア世代の資産運用に関する実態調査

実際に投資行動はどのように変化したのか。

「資産運用に充てる金額を増やした」(31.6%)が最多で、「情報収集量を増やした」「投資銘柄を変更した」「資産運用に充てる金額を減らした」(いずれも21.5%)だった。

そのほか、「資産運用を新たに始めた」と回答する人が17.7%いた。

 出所:ミドルシニア世代の資産運用に関する実態調査

一方で、前出の投資行動に変化があったかを問う質問で「変化がない」と回答したうち、「長期で投資をしているため」との理由が一番多く、「何をすれば良いかわからなかったため」(10.4%)、「変化するほどの値動きではなかったため」(8.6%)と続いた。

 出所:ミドルシニア世代の資産運用に関する実態調査

同調査では、「資産運用を取り巻く環境は日々変化しているため、信頼のできる情報源から、適切な情報収集を行うことが大切であるとうかがえる結果となった」と分析している。

<調査概要> 調査名:ミドルシニア世代の資産運用に関する実態調査 調査期間:ミドルシニア世代の資産運用に関する実態調査 回答者:300 人( 40 歳〜69 歳、男女)