60代が「お金を貯める」理由は意外?納得?
60代の金融資産に関する現状を「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)からランキングで見ていきましょう。
※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)
60代単身者が金融資産を持つ理由は、「老後の生活資金」が1位で約8割でした(複数回答)。5人に4人と、全世代の単身者のうち最も多い結果となりました。2位は「病気や不時の災害への備え」で半数以上。3位は「旅行、レジャーの資金」でした。
すでに老後生活が始まった60代。これまで貯めてきた資金を生活費に使いつつ、万一に備えながら、旅行などの楽しみにも使うということを想定しているようです。
1位 老後の生活資金 80.1%
2位 病気や不時の災害への備え 53.9%
3位 旅行、レジャーの資金 14.9%
4位 とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心 14.5%
「60代家族あり」は「旅行、レジャー」がさらに高め
60代が世帯主の二人以上世帯のランキングトップ3も単身者と同様の順位。1位「老後資金」が約8割、2位「病気や不時の災害への備え」、3位「旅行、レジャーの資金」でした。旅行、レジャーの資金は23.0%と、70代と並んで全世代で最も高い結果に。今まで頑張ってきた分、老後に羽を伸ばしたいという気持ちの表れかもしれません。
なお「耐久消費財の購入資金」の割合が最も多かったのも60代でした。大型家電の買い替えなどまとまった資金にも備えているようです。
1位 老後の生活資金 77.8%
2位 病気や不時の災害への備え 52.8%
3位 旅行、レジャーの資金 23.0%
4位 耐久消費財の購入資金 15.4%