60代は臨時収入をどのくらい貯蓄した? 

臨時収入があった60代の人はどのくらいを貯蓄に回したのでしょうか。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数282)

1位    貯蓄しなかった    12.4%
2位    10%未満    5.3%
3位    60%以上    4.3%
4位    10~20%以上    3.2%

60代単身者で臨時収入等があった人のうち、「貯蓄しなかった」人が約12%、以降、「10%未満」が続きます。二人以上世帯も「貯蓄しなかった」がトップですが、以下は「60%以上」「50~60%未満」が続き、比較的貯蓄に回す割合が多くなっています。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数807)

1位    貯蓄しなかった    15.9%
2位    60%以上    8.9%
3位    50~60%未満    5.9%
4位    10~20%未満    5.1%

60代、取り崩しながらも運用の継続を

60代は定年退職を迎え、主な収入を年金に頼る人が増える世代。今まで貯めてきた金融資産を取り崩しながら老後を暮らしていくことになります。

再雇用やパートなど、定年後も働くことで収入を得るだけでなく、社会とのつながりを保つことができます。生活を見直し、無駄を省いて支出を抑えたり、余裕があれば、金融資産を取り崩しながらも運用を続けて増やしていくことも考えられます。

いずれも自分に合った方法で計画的に進めることをおすすめします。信頼できる相談相手も見つけておくとよさそうです。

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査