60代が選ぶ金融商品の基準は?
金融商品を選ぶ基準について「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)※から60代の回答をランキングで見ていきましょう。ますは単身者の結果からです。
※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)
60代単身者が金融商品を選ぶ基準は「元本が保証されているから」が約27%と、4人に1人の割合でトップ。50代までは「利回り」や「将来の値上がり」が1位でしたが、元本保証が1位となるのは60代からです。2位は「利回りがよいから」が約19%。老後が現在進行形の60代は元本保証を何より重視していることが調査データから分かります。
1位 元本が保証されているから 27.3%
2位 利回りが良いから 18.8%
3位 将来の値上がりが期待できるから 14.5%
4位 少額でも預け入れや引き出しが自由にできるから 12.4%
5位 その他 11.0%
60代が世帯主の二人以上世帯でも同様です。金融商品を選ぶ基準1位は「元本保証がされているから」が約29%。2位の「利回りが良いから」と10%近く差があります。3位以降はばらけており、「将来の値上がりが期待できるから」以下、それぞれ1割程度ずつとなっています。
1位 元本が保証されているから 28.7%
2位 利回りが良いから 19.2%
3位 将来の値上がりが期待できるから 11.5%
4位 少額でも預け入れや引き出しが自由にできるから 11.3%
5位 その他 10.3%
60代が持つ金融資産は増えているのかについてもみていきましょう。