60代の貯蓄事情は? 単身と家族あり、その違いとは

貯蓄事情も気になるのではないでしょうか。調査では収入からどの程度、貯蓄に回しているのかについて単身者と二人以上世帯に聞いています。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数282)

1位    貯蓄しなかった    49.3%
2位    10~15%未満    11.7%
3位    20~25%未満    10.6%
4位    5~10%未満    9.2%
5位    35%以上    7.1%

60代単身者は収入(臨時収入含む)から「貯蓄しなかった」人が過半数でトップ。2位以下は「10~15%未満」「20~25%以上」となりました。平均は14%と、単身の全世代平均13%並みです。

「60代家族あり」、少額でも貯蓄に回す割合が高め

60代が世帯主の二人以上世帯も同様の傾向です。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数807)

1位    貯蓄しなかった    37.2%
2位    10~15%未満    16.2%
3位    5~10%未満    12.9%
4位    20~25%未満    11.0%
5位    35%以上    8.7%

60代家族あり世帯の1位は「貯蓄しなかった」で約4割。貯蓄に回すというより、そのまま生活費に使うという60代の世帯も多いということかもしれません。2位の「10~15%未満」以下、割合は少ないものの可能な限り貯蓄に回して今後の生活に備える様子が伺えます。

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