「人手が足りない!」と回答した企業は約半数
深刻化が叫ばれる中小企業の人手不足。「不足している」という漠然としたイメージはありますが、実際にはどれぐらいの企業が「足りない!」と実感しているのでしょうか。フォーバルGDXリサーチ研究所調べ(対象:中小企業経営者851人)によれば、次の結果となりました。
このように「とても不足している」が10.2%、「やや不足している」が44.1%。合わせると約半数(54.3%)が、人手不足の状況にあるということ。ただし一般的なイメージと比べると、やや低めの数字に感じるかもしれません。
とはいえ業種によって状況は異なり、当然ながら人手不足が深刻な業種も。業種別に調査したところ、結果は次のとおりとなりました。
「人手が不足している」との声がずばぬけて多いのは「建設業」でした。「とても不足している」「やや不足している」という回答が78.6%も! 10社あれば8社が「人手が足りない!」と感じているということ。かなり厳しい状況といえそうです。
さらには「サービス業」「製造業」「学術研究、専門・技術サービス業」も、およそ半数が人手不足だと回答しました。
ちなみに業種別の結果は、「回答数80以上の業種のみ」に絞って出されたもの。ほかにも人手不足に悩んでいる業種があるかもしれません。