配当利回り5.7% 新NISAで400株買えば配当金11万円
2024年4月、商船三井は創業140周年を迎えました。関西の船主が大同合併して創立した大阪商船を起源に持ちます。明治時代から海運事業を担う同社は、上場企業でも歴史の深い企業です。
老舗ながら、商船三井には新しい資金が向かっています。同社の株価は2020年ごろから値上がりを始め、5年騰落率は400%を超えています。5年前に100万円を投資していたら500万円に増加した計算です。
【商船三井の株価チャート(過去5年間)】
・株価4854円(2024年10月11日終値)
商船三井は配当利回りの高さでも注目されています。今期(2025年3月期)は通期で280円の配当を予想しています。1単元(100株)で2万8000円を受け取れる計算です。株価水準の上昇が続く同社ですが、配当利回りは5.7%と高水準です。
【商船三井の予想配当利回り(2025年3月期)】
・予想配当金:280円
・予想配当利回り:5.77%
出所:商船三井ホームページより著者作成
株価上昇率と配当利回りの高い商船三井は、新NISAでも物色されそうです。足元の株価なら成長投資枠で4単元(400株、約194万円)まで購入でき、年間に11万2000円の配当金を受け取れる見込みです。本来は分離課税で約2万2400円の税金が生じますが、新NISAなら非課税です。
商船三井への投資にはどのようなリスクがあるのでしょうか。事業の概要と業績から探ってみましょう。また商船三井が取り組む安定収益型の事業の強化も解説します。
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