将来の年金は2割減の予測も、試算方法に疑いを持つ人が半数超 

現役世代の収入と比べた年金の水準は2024年度で61.2%。しかし今年7月に公表された政府による年金の財政検証における試算では、2057年度には50.4%と現在から約2割も下がるというケースも想定されるそうです。みなさんはこの試算結果をどう捉えているのでしょうか。

調査結果では、「政府の試算を信用していない」「経済状況が悪化すればもっと下がるので不安だ」と回答した人がそれぞれ30.1%、29.2%と他の選択肢を圧倒。下がること自体を問題視する人(=「現在より2割下がるので不安だ」)は16.2%に過ぎず、そもそも試算方法に疑いを持つ人が半数を超えました。

たしかに試算の前提として特殊出生率は1.36としていますが、2023年度の特殊出生率は1.20。現実に比べて前提が楽観的過ぎると感じた人もいるかもしれませんね。

出所:紀尾井町戦略研究所株式会社 「公的年金に関する意識調査」