将来の年金に不安な人は9割近くにも関わらず「対策なし」が一定数存在
年金財政の健康診断ともいわれる政府の検証ですが、不安を解消するどころか、逆に悪化させている可能性も。調査結果でも、将来の年金受給金額について不安がある(=「非常に不安がある」+「どちらかといえば不安がある」と回答した人が89.4%に達しました。
年金に頼れないならば、自分で老後に備える必要があります。みなさんはなにか対策を取っているのでしょうか。調査結果では、「預貯金」と回答した人が65.1%で断トツ1位。次いで、2024年中盤までは株高が続いたこともあってか、「新NISA、株、不動産などの投資」と回答した人が29.2%でした。
一方で政府の試算が2057年度とかなり先の未来であり、差し迫った脅威ではないこともあってか、「何もしていない」と回答した人が15.6%と一定数いるようです。
調査概要
調査主体:紀尾井町戦略研究所株式会社
調査名:公的年金に関する意識調査
調査期間: 2024年7月30日
調査対象:全国の18歳以上の男女
有効回答数:1,000人
調査方法:インターネット上でのアンケート