趣味・娯楽、生活費を抑えて1位に輝いた王道の投資目的とは
投資はあくまでお金を増やす手段。肝心な投資目的も知りたいところです。結果は初任給・初ボーナスともに老後資金の蓄えが1位。次が生活費の蓄え、趣味・娯楽用資金と続きます。2000万円問題など、年金だけでは老後の生活が厳しいと多くの人が感じていることでしょうが、新社会人も例外ではないようです。
自分で老後資金を貯める場合にぜひ活用したい制度がiDeCo(個人型確定拠出年金、イデコ)。毎月、掛金を拠出して投資信託などを購入し、投資成果は60歳以降に受取可能。制度の条件を満たせば、積立時、運用時、受取時の3つのタイミングで節税効果を得られるのが特徴です。特別な制度に見えますが、基本的に20歳以上の国民年金加入者であればほとんどの人は加入できます。
図表5 投資の目的
最近の世相を反映も、意外と身近な投資テーマにも関心
銘柄を選ぶときに参考にしたいのが投資テーマ。新社会人は何に注目しているのでしょうか。結果は初任給・初ボーナスともに半導体が1位。初ボーナスで2位のAIと並んで、最近の株高をけん引している投資テーマといわれます。
また株価に対して配当金が多くもらえるとの期待から、高配当が初任給で2位と高い注目度。一方でゲーム&アニメといった若い世代が慣れ親しんでいる投資テーマも上位に食い込んでいます。
図表6 投資したいテーマ
投資も大事だけど、やはり初任給の使い道は定番の…
投資に積極的な新社会人。初任給や初ボーナスの使い道でも投資を挙げる人が多いと思いきや、結果は親へのプレゼントがトップに。
特に大学時代がコロナ禍だった新社会人には、人間関係が疎遠になったことで孤独や不安を感じた人もいるのでは。コロナ禍が終息し、無事就職できたことで、改めて身近な人間関係である親への感謝の気持ちが湧いたのかもしれません。
図表7 初任給やボーナスの使い道
調査概要
調査名:今年の新社会人の初任給・ボーナスの投資活用に関する調査
調査主体:Global X Japan株式会社
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2024年6月14日〜6月19日
調査対象: 2024年4月に新卒(大学卒・大学院卒)で就職した全国20代の新社会人男女
有効回答: 422人(うち投資経験者307人)