NASDAQ市場の時価総額上位100社で構成される指数「NASDAQ(ナスダック)100 」

NASDAQ(ナスダック)は世界最大の時価総額を誇るニューヨーク証券取引所に次ぐアメリカを代表する株式市場の1つ。1971年に全米証券業協会により創立された新興企業向けの株式市場で、世界で初めてコンピュータによる電子取引を導入したことでも知られています。

ナスダックにはハイテク・IT関連企業が4000社以上も上場しています。マイクロソフトやアップルなどが有名ですが、ソニーや本田技研工業など日本企業も数多く上場しています。

「ナスダック100」とは、ナスダック市場において流動性が高く時価総額の大きい上位100銘柄(金融を除く)で構成される株価指数。上位銘柄には、時価総額3兆3300億円を超え世界一となったエヌビディアやマイクロソフト、アップル、アマゾン、アルファベット(グーグルの親会社)、テスラといった世界をまたにかけて活躍するテック企業が名を連ねています。

ナスダック100の7月初旬の価格は約1万9682ポイントで、この1年間で約30%上昇しました。ナスダックには、同市場に上場している全企業の株式を対象とした株式指数「ナスダック総合指数」もあります。こちらが取引所全体を把握するのに対して、ナスダック100は世界で活躍するトップ100の企業の動向を探れるというのが大きな違いです。