興味・関心が高いETFテーマは最近の世相を反映?
ETFにはさまざまなテーマのものがあるのをご存じでしょうか。日経平均やTOPIXといった市場全体をカバーするものから、業種別、大型株/小型株、高配当株、あるいはAI(人工知能)や地球温暖化といった特定のテーマ。さらには不動産や金など株式以外の投資対象まで、たくさんの種類があるんです。最近はどんなテーマへの興味・関心が高いのでしょうか。
調査によれば、前述のETFを理解している人のうち、興味・関心のあるテーマのトップは「半導体」、2位は「AI関連」であり、これは投資初級者から上級者まで同じ傾向でした(なお上級者は同率1位)。
過去最高益を更新する米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)やユーザー数が急拡大するChatGPTやCopilotを擁するマイクロソフトなど、最近の株価上昇をけん引する半導体・AIブームの影響もありそうです。ただ上級者ではどのテーマについても30%以上の人が興味・関心があると回答しています。幅広いテーマに目を向けることで、投資チャンスを狙っているのかもしれませんね。
興味・関心のあるETFテーマ(投資経験別)
年代別でみても興味・関心の高さで、半導体、AI関連という2強は変わりません。しかし20代・30代だと「ゲーム&アニメ」、40代・60代だと「バイオ関連」「クリーンエネルギー」、50代だと「ロボティクス」といった具合に、3位以下は各年代で興味・関心に違いがみられます。
また配当利回りが高い企業に投資する「配当型」が全ての年代で上位に食い込んでいることから、ETF選びの際に配当金に着目する人も多いようです。
興味・関心のあるテーマTOP5(年代別)
■調査概要
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2024 年 3 月 26 日〜4 月 2 日
調査対象: 全国 20 代以上の男女
有効回答: 5,778 人
(うち 投資経験者 2,833 人 )