「タンス預金」とは、銀行などにお金を預けず、家庭内で保管している現金のことを指します。最近よくこの言葉を見かけるようになったのは、2024年7月から新札が発行される影響もあるかもしれません。

実際、タンス預金をしているがこのままでも平気なのか、ましてや最近話題のNISA(新NISA)のような非課税制度に使うことに問題はないのか、と不安を覚える人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、タンス預金にまつわる疑問を解消していきましょう。

タンス預金をNISAに使ってもOK 新札発行も問題なし

まず、タンス預金をすること自体に違法性はありません。多額のタンス預金を持っていても、それだけで罪に問われることはありません。

よって、タンス預金をNISAに使っても違法性はありません。銀行預金などから入金するのと同様に、タンス預金から入金してNISAを利用することは可能です。

新札の発行後も、タンス預金の現金は継続して使用できます。2024年7月3日から1万円札と5000円札、1000円札が刷新されますが、現在の紙幣が使えなくなるわけではないからです。新札発行後も旧札は引き続き使用できます。また、さらに古い紙幣(肖像画が聖徳太子の1万円札など)も有効です(参考:日本銀行 これまでに発行されたお札のうち、現在使えるお札はどれですか?古いお札を持っていますが、現在も使えますか?)。