外国株式型の流入額1位は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」(2285.51億円)

 

外国株式型の2月の資金流入額1位は、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」だった。同ファンドは「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドで、日本を含む先進国および新興国の株式市場に投資を行い、対象インデックスに連動する投資成果を目指す。「投信ブロガーが選ぶ!Fund of theYear2023」の投票でも1位に選ばれており、個人投資家の人気は高い。

ただ、幅広い国・地域に分散投資しているが、米国の割合が62.1%となっており(2月末時点)、上位10銘柄もすべて米国株となっている。米国株の影響を大きく受けるという点には、注意が必要である。

■eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
基準価額 2万3162円
信託報酬 0.05775%(年率・税込)
純資産残高 2兆6248.2億円

<騰落率>
1カ月 5.0%
3カ月 12.5%
6カ月 14.3%
1年  35.2%

※2月末時点

外国株式型の純資産残高1位は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」(3兆7975.42億円)

 

外国株式型の2月の純資産残高1位は、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは米国の株式に投資し、S&P500種株価指数(配当込み・円換算ベース)に連動する投資成果を目指して運用を行うインデックスファンドである。S&P500種株価指数 は2月に終値で最高値を8回更新し、一時的に5100を超えた。しかし、終値での5100超えは達成できず、月末の終値は5096.27となった。ただ、月間では5.17%上昇し、4カ月連続の上昇を記録している。同ファンドの2月末時点における1年騰落率は+42.6%と好調なパフォーマンスなので、3月以降も純資産残高を増やす可能性は高いだろう。大台の4兆円を突破するかどうかに注目している。

■eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
基準価額 2万7391円
信託報酬 0.09372%(年率・税込)
純資産残高 3兆7975.42億円

<騰落率>
1カ月 5.2%
3カ月 14.5%
6カ月 16.5%
1年     42.6%

※2月末時点

外国株式型のリターン1位は「インベスコ世界ブロックチェーン株式ファンド」(24.05%)

 

外国株式型の2月のリターン1位は、「インベスコ世界ブロックチェーン株式ファンド」だった。同ファンドは、日本を含む世界各国のブロックチェーン関連株式に投資を行うインデックスファンドで、「コインシェアーズ・ブロックチェーン・グローバル・エクイティ・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)」の動きに連動する投資成果を目指す。ブロックチェーン関連の株式動向は、業界全体の成長とともに活発化している。特に、ブロックチェーン技術を活用した新しいサービスや製品を提供している企業の株価は注目されている。同ファンドの2月末時点における組入上位銘柄は以下の通り。

1.クリーンスパーク                           9.4%
2.マイクロストラテジー                    7.4%
3.コインベース・グローバル             5.7%
4.ライオット・プラットフォームズ   5.5%
5.ビットファームズカナダ                 5.3%

3月以降も、好調なパフォーマンスを維持できるかどうかに注目している。

■インベスコ世界ブロックチェーン株式ファンド
基準価額 2万9761円
信託報酬 1.573%(年率・税込)
純資産残高 1兆7086億円

<騰落率>
1カ月 24.05%
3カ月 35.05%
6カ月 51.31%
1年     65.75%

※2月末時点