いよいよ終わる主要国の物価高騰

世界的なインフレにピーク感が出てきました。消費者物価指数を見ると、米国では2022年から低下傾向が続いていますし、欧州でもいよいよ落ち着くのではないかという感触です。そして日本でも23年11月の東京都区部のインフレ率は予想外に下振れました。金融市場でもインフレ率は落ち着く方向にあると受け入れられ始めており、金利も下がる方向に固まりつつあります。

今後のインフレ率の推移を予測すると、2025年から26年くらいまでに元の水準へ下がるでしょう。過去の例では、インフレ率は3年ほどかけて加速前の水準に戻っていることがわかるためです。コロナショックやウクライナ問題をきっかけに世界がインフレ期に入ったとして今後も金利は高止まりするとの見方もありますが、私は過去と同じように加速する前の水準まで下がっていくと考えます。

さらに言えば、インフレ率は元の水準に戻ったあと、リセッションにより下振れしてしまう傾向もあるのです。世界的な景気減速が懸念される中、すでにインフレ終了による経済腰折れリスクが顕在化し始めているのが中国と米国です。