日経平均株価を対象にしたインデックスファンドが人気

三菱UFJ銀行の12月ランキング1位は「eMAXIS 日経225インデックス」、三井住友銀行の12月ランキング1位は「三井住友・225オープン」、りそな銀行の12月ランキング1位は「日経225ノーロードオープン」など、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドの人気が高かった。

さらに、2024年の東京株式市場では、日経平均株価が急上昇を続けた。15日には6日間連続で値を伸ばし、終値は前週末から324円高の3万5901円に達し、これはバブル崩壊後約33年11カ月ぶりの高値となった。15日午後の取引では一時的に3万6000円を超えるなど、投資家の買い意欲は強い。

1月から始まった新NISAで、個人投資家からの資金流入が相場の支えになるとの期待が高まっている。ただ、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは、株価が上昇する局面で売りが増える傾向がある点には注意が必要だ。短期で大幅に上昇した株価は、調整のリスクも大きくなる。しかし、短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な資産形成を考えるべきだろう。

また、国内株式型ファンド全体では、「日本好配当リバランスオープン」や「日経平均高配当利回り株ファンド」など、高配当株ファンドの人気が高い。3月決算の企業が多いので、しばらく高配当株ファンドへの資金流入が続く可能性も高いだろう。

三井住友信託銀行のランキング3位は「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」

三井住友信託銀行のランキング3位は「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」だった。同ファンドは、わが国の取引所に上場している不動産投資信託(J-REIT)に投資するREIT型ファンドである。ただ、国内外の株式ファンドのパフォーマンスが好調な中、J-REITの低調さが目立つ。国内の金利先高観に伴う借り入れコストの増加が懸念材料となっているからだ。

「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」の純資産残高は約3867億円で、REIT型ファンドの中で第4位だが、12月は-2.85%のマイナスリターンで、1年騰落率も-1.75%となっている。12月末時点における予想配当利回りは4.36%と高いものの、株式ファンドに比べてパフォーマンスが劣るので、2024年以降も三井住友信託銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)
基準価額 5216円
信託報酬 1.1%(年率・税込)
純資産残高 3867.85億円

<騰落率>
1カ月  -2.85%
3カ月    -3.30%
6カ月    -2.92%
1年       -1.75%

※12月末時点