国内株式型の資金流入額1位は「日本好配当リバランスオープン」(153.64億円)

 

11月の国内株式型ファンドの資金流入額1位は、「日本好配当リバランスオープン」だった。同ファンドは、日経500種平均株価採用銘柄を予想配当利回りの高い順にランキングし、上位70銘柄程度を投資対象とするアクティブファンドで、11月7日時点の予想平均配当利回りは4.19%となっている。例年12月から2月ごろにかけてパフォーマンスが参考指数を上回る傾向にあることや、2024年から新NISAが始まることから、12月はさらなる資金流入が期待できるだろう。

■日本好配当リバランスオープン
基準価額 1万3115円
信託報酬 0.913%(年率・税込)
純資産残高 1205.9億円

<騰落率>
1カ月 -0.04%
3カ月  6.26%
6カ月 17.61%
1年     35.06%
※11月7日時点

国内株式型の純資産残高1位は「ひふみプラス」(5334.86億円)

 

11月の国内株式型の純資産残高1位は、「ひふみプラス」だった。同ファンドは、「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに、主に日本の成長企業に投資する投資信託(ひふみ投信シリーズ)である。2012年の運用開始以来、成長企業の目利き力と柔軟な運用姿勢、また顔が見える運用が投資家に評価されている。11月は5.39%のプラスリターンとなり、1年騰落率も+16.68%と好調だ。12月も、好調なパフォーマンスをキープできるかどうかに注目している。

■ひふみプラス
基準価額 5万3515円
信託報酬 1.0780%(年率・税込)
純資産残高 5334.86億円

<騰落率>
1カ月 5.39%
3カ月 2.04%
6カ月 9.66%
1年    16.68%

※11月末時点

国内株式型のリターン1位は「フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド」(14.40%)

 

11月の国内株式型ファンドのリターン1位は、「フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド」だった。同ファンドは、主に5G、IoT、ロボット、自動運転、半導体サプライチェーンなどの日本のテクノロジー企業に投資するアクティブファンドである。ただし、信託財産の純資産残高の35%を上限に、海外のテクノロジー関連企業の株式に投資することもある。10月末時点における組入上位銘柄は、以下のようになっている。

1.東京エレクトロン                       13.7%
2.キーエンス                                  13.7%
3.村田製作所                                   8.8%
4.野村総合研究所                            4.7%
5.パナソニック ホールディングス   4.6%

■フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド
基準価額 2万799円
信託報酬 1.65%(年率・税込)
純資産残高 120.9億円

<騰落率>
1カ月 14.40%
3カ月   1.54%
6カ月   3.07%
1年     15.94%

※11月末時点