シニア未婚女性に学ぶ最善の資産形成法とは?

冒頭の話に戻りますが、「老後の生活資金の備えとして行っていること」で、シニア未婚女性は預貯金、生命保険が圧倒的に高く、NISAもシニア未婚男性に比べれば高いけれども、株式や債券等の有価証券、不動産の売買や賃貸は低めの数字になりました。

この点から考えると、資産状況でシニア未婚男性よりも豊かに見えるシニア未婚女性は、「たまたま保有していた株式が何十倍にもなったから」とか、「相続した不動産が高額で売却できたから」といったのとは違う理由で、これだけの財を確保したとも考えられます。

同レポートでは、そこまで詳しい分析内容は記載されていませんでしたが、仮にシニア未婚女性が「老後の生活資金の備えとして行っていること」で高い比率を占めた預貯金や生命保険、あるいはここ数年間ではNISAを中心にして、ある程度の資産形成を実現できているのだとしたら、一獲千金など考えず、長期的な計画性を持ってコツコツ積み上げていくことこそが、一番の資産形成法と言えるのかもしれません。