バンガードETFで低い運用コストを実現
SBI・V・S&P500はETF(上場投資信託)を活用する点に特徴があります。直接的には「バンガード・S&P500 ETF」に投資し、S&P500への連動を目指します。
バンガード・S&P500 ETFはS&P 500に一致するよう運用されるETFです。経費率は0.03%と低く、SBI・V・S&P500全体の運用コストも0.1%程度に抑えられています。
【SBI・V・S&P500の運用コスト(実績)】
・信託報酬:0.064%
・売買委託手数料:0%
・その他(保管、監査など):0.01%
・バンガード・S&P500 ETFの経費率:0.03%
・合計:0.104%
※2021年9月15日~2022年9月14日の実績
出所:SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 交付運用報告書
低コストは好成績にもつながっています。差し引かれる費用が少ないため、S&P500とほぼ同じリターンを残せました。
【リターンの比較(2023年7月末)】
1年 | 3年 (年率) |
|
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 19.39% | 25.35% |
S&P500(円建て、トータルリターン) | 20.14% | 25.49% |
出所:SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 月次リポート、S&P・ダウ・ジョーンズ・インデックス S&P 500
もちろん、低コストとはいえS&P500自体が下落すればSBI・V・S&P500も値下がりする可能性が高いでしょう。また株式だけで運用されるため、比較的リスクが高い点にも注意したいところです。
投資の際は、債券型のように別の資産で運用される銘柄も検討し、余裕資金の範囲内で行うようおすすめします。
【SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・S&P500)の概要】
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
設定日 | 2019年9月26日 |
信託期間 | 無期限 |
販売手数料(最大、税込み) | なし |
信託報酬(税込み) | 0.0938%程度 |
信託財産留保額 | なし |
執筆/若山卓也(フィナシー/Ma-Do 投資信託研究会