先進国株式型インデックスファンドで最大
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」(以下:ニッセイ外国株式インデックス)は人気銘柄の一つです。純資産総額は5500億円に到達しており、先進国株式型インデックスファンドでは最大です。
【先進国株式型インデックスファンド純資産総額上位3銘柄(DC専用を除く)】
純資産総額 | |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 5500億円 |
eMAXIS Slim先進国株式インデックス | 5262億円 |
たわらノーロード先進国株式 | 3723億円 |
※基準日:2023年10月5日
※参照指数はいずれもMSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み)
出所:投資信託協会 投信総合検索ライブラリー
【純資産総額と基準価額】
ニッセイ外国株式インデックスはなぜ投資家に選ばれているのでしょうか。理由を探ってみましょう。
早い投入で需要の受け皿に
ニッセイ外国株式インデックスは2013年12月に運用を開始しました。同カテゴリーの主要銘柄よりも比較的早くスタートしたことがわかります。先んじて投入したことが投資家のニーズを早くからつかみ、現在の人気につながった可能性があります。
【主要な先進国株式型インデックスファンドの設定日】
純資産総額 | 設定日 | |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド |
5500億円 | 2013年12月10日 |
eMAXIS Slim先進国株式インデックス | 5262億円 | 2017年2月27日 |
たわらノーロード先進国株式 | 3723億円 | 2015年12月18日 |
SMTグローバル株式インデックス・オープン | 1748億円 | 2008年1月9日 |
※基準日:2023年10月5日
※参照指数はいずれもMSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み)
出所:投資信託協会 投信総合検索ライブラリー
7度の引き下げで信託報酬0.1%未満へ
投入時期の早さだけでなく、運用コストの低さも人気を集める理由だと考えられます。
ニッセイ外国株式インデックスの信託報酬はこれまで7度引き下げられました。直近で0.09889%に達し、設定時(0.4095%)の4分の1以下に低下しています。0.1%未満の信託報酬は国内で最低水準です。
【信託報酬引き下げの履歴(税込み)】
【信託報酬の単純平均(2022年末時点)】
・全ファンド:1.27%(5417本)
・インデックスファンド:0.42%(927本)
・先進国株式型インデックスファンド:0.46%(202本)
※運用期間5年超の銘柄に限る
出所:金融庁 国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析
インデックスファンドは比較的低いコストで運用できる点が強みで、投資家も期待するところでしょう。ニッセイ外国株式インデックスは積極的に信託報酬を切り下げたことで人気を集めたと考えられます。