「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は2023年7月末に基準価額が初めて2万円に到達しました。設定日は2018年10月末ですから、5年足らずで2倍化したこととなります。純資産総額も右肩上がりに増加しており、足元で1兆3000億円を超える大型ファンドへ成長しています。

【純資産総額と基準価額】

出所:投資信託協会 投信総合検索ライブラリーより著者作成

「オルカン」の愛称で親しまれるeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、なぜこれほどの人気を集めているのでしょうか。魅力を押さえましょう。

「世界にまるごと投資」が初心者にもわかりやすく人気化

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、その名の通り世界中の株式で運用される投資信託です。3つのマザーファンドを通じ、日本株式・先進国株式・新興国株式に投資します。市場規模の違いから先進国株式の割合が大きく、特にアメリカ株式が全体の6割を占めます。

【ポートフォリオの状況(2023年6月末時点)】

  組入上位10カ国・地域 組入上位10銘柄
 1位  アメリカ(59.5%) アップル(米国、4.6%)
2位 日本(5.4%) マイクロソフト(米国、3.6%)
3位 イギリス(3.4%) アマゾン(米国、1.8%)
4位 フランス(2.9%) エヌビディア(米国、1.5%)
5位 カナダ(2.7%) テスラ(米国、1.1%)
6位 スイス(2.3%) アルファベットA株(米国、1.1%)
7位 ドイツ(2.0%) アルファベットC株(米国、1.0%)
8位   オーストラリア(1.7%) メタ(米国、0.9%)
9位 ケイマン諸島(1.7%) TSMC(台湾、0.7%)
10位 台湾(1.6%)   ユナイテッドヘルス(米国、0.7%)


出所:eMAXIS Slim全世界株式 月次レポート

地域を限定せず世界中に投資するこのファンドは運用方針がわかりやすく、初めて投資する層にも受け入れられていると考えられます。