教育事業を開始!勝算は?

サンリオは2022年9月、教育事業へ進出すると発表し、第一弾として子ども向け英語通信講座を2023年3月からリリースしました。

サンリオは教育事業を新たな収益の柱と位置付けており、まずは単体での収益化を目指すとしています。また教材には独自のキャラクター『エディ』と『ピタ』のほかサンリオの人気キャラクターが描かれることから、ライセンス事業やグッズ販売などとのシナジーにも期待できそうです。

キャラクターを活用した教材は「ディズニー英語システム」などを手掛けるワールド・ファミリーが先行していますが、サンリオに勝算はあるのでしょうか。サンリオは「スクールIE」などのスクール事業を手掛けるやる気スイッチグループホールディングスと資本提携しており、やる気スイッチグループの教室でサンリオの学習教材を活用・販売することを明かしています。

やる気スイッチグループホールディングスは総生徒数13万人を抱える大手です(2023年2月末時点)。強固な基盤で活用が進めば、サンリオの教育事業は早期に黒字化するかもしれません。

文/若山卓也(わかやまFPサービス)