さまざまな用途で活躍する「スーパー繊維」

一般的な繊維は市場の縮小が指摘されていますが、非常に高い強度を持つ「スーパー繊維」の分野では日本は世界トップクラスのシェアを持つといわれています。

例えば帝人は無機系のスーパー繊維であるアラミド繊維でおよそ50%のシェアを握っており、その製品は防弾ベストやブレーキといった安全性が強く求められる分野に用いられてきました。

有機系のスーパー繊維では炭素繊維が代表格で、その多くのシェアを東レが握っています。同社の炭素繊維は米ボーイングの機体に採用され、2006年に独占供給契約を結んだことで大きな話題を集めました。

スーパー繊維は他にも国内の化学大手などが取り組んでおり、自動車用のタイヤや土木建設の資材などに幅広く用いられています。私たちの周りにも、見えないところでスーパー繊維が活躍しているかもしれません。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。